先週火曜日に30時間の日本語教師養成口座(初級者向け)のクラスが終了し、めでたく修了証書をいただいた。 4 月の下旬から週2回、各3時間のクラスを5週間のコースだった。このコースは年に一回、ニューヨークのジャパン・ソサエティー内でトヨタ語学センターというところで主催されている。私は初めてニューヨークのジャパン・ソサエティーというところに行った。国連の前辺りにあるその建物は、とても立派で、常に色々なイベントが催されているらしい。 クラスの内容は、とても充実していて、というかとても忙しく、何とも慌ただしく30時間が終了した。各生徒、3回ほど模擬授業のプレゼンテーションが組み込まれており、自分の担当日の直前は、準備が大変で、久しぶりに学生の頃のテスト前といった状況を思い出した。 生徒は全部で30名くらい。そのうち男性が二人で、ほぼ女性集団。先生も女性。アメリカで語学の先生といえば、英語や他の言語でも男性教師が多いのに、何で日本語は少ないのかしら、と不思議に思った。 私はニューヨークに来てからこんなにたくさん日本人が集まる場所に行ったことがなかったので、皆さんの自己紹介に興味津々。国際結婚をされ、子供の日本語がおかしくなり始めてあせりを感じている方がけっこういた。私もこれは人ごとではない、と思ってしまう。将来私とmonが子供を授かったら、もちろん子供に日本語を話してほしいし、日本の良い文化もしっかりと知って欲しいと思う。ただ、私一人で異国の地でその責任を果たせるか、と思うと...。子供は英語の環境に長いと、親が日本語で話しかけても英語で返答したりするらしい。これは駐在で滞在していらっしゃる方も同じことがあるとおっしゃっていた。また、英語の友人の中で違う言語を話して浮きたくない、いじめられたくない、という心理的なこともあるという。他には現役の学生さんや、キャリアチェンジ志向の方、子育て前に日本語教師の経験をして、近々復帰希望でのブラッシュアップなど、目的多様な人たちの集まりだった。 私がこの講座に興味を持ったのは、父の影響が大きい。在職中はボランティアから程遠いところにいた父が、退職して数年後から週に一度、NPOの日本語教師のボランティアをはじめた。生徒は中国人のエンジニアだったり、ロシア人の看護婦を目指す女性だったりと、随分と国際的な環境にいることに驚いた。そして私にもできるんじゃないかしら、という励みになった。ニューヨークでは日本語に興味のある人が少なからずいる。掲示板などでも、英語と日本語の交換教師を探しているのをよく見かける。ただ実際に教えようと思うと、日本語というのはどこからはじめていいのかさっぱり分からなかった。それが理由でmonに何度頼まれても日本語を教えていなかったのです。(あきらめた彼は自分で教科書を買って勝手に勉強し始めていますけど...) 今は時間の都合がつきやすい生活をしているので、この機会に勉強しておこうかしら、と思って調べた矢先にこの講座を見つけたので気軽に受講することにてみた。結果、5週間は大変だったけれど、全く日本語を知らない人にどうやって日本語を教えていくか、という基礎を学ぶことができた。これは大変です!言語を教えると同時に、文化も説明しなくてはならないのだから。現在は誰かに教えるとか、教師に挑戦するとかいった予定はないけれど、いつか学んだことを実践できたらいいな、と思う。 ちなみに、monは既に初級の中ばくらいまでの日本語を習得しているといえる。今後は少し協力してあげようかな。
by monastyle
| 2009-05-31 11:22
| 生活
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